掃除/整理収納

水まわりのリフォームで気を付けるところ。各メーカーの特徴とは?

生活において重要な水まわり。
今回はその水まわりのリフォームについてです。
我が家も18年が経ち、少しずつ劣化が目立ってきたので、キッチン・お風呂・洗面化粧台のリフォームを行うことにしました。
リフォームにあたり、各メーカーでかなり特徴が異なること、気を付けなければいけない部分があったのでまとめてみます。
各箇所の詳しい説明はそれぞれ書きたいと思いますので、ここではリフォームの始め方と、各メーカーの特徴を私が調べた限りでお話しします。

最初にやることは?

リフォーム業者を探す

リフォームをやることにしたらまず最初に始めるのは。。。
リフォーム業者を探すことから始まります。
ネット上で探す場合には、こちらのサイトを利用すると近くのリフォーム業社をピックアップしてくれます。

https://www.homepro.jp/lp/base/reform.html?SiteID=HPG&vos=homhpawp0000002502&adgrp=lg_rf_tantai&gclid=EAIaIQobChMI1byDid2v_QIVBlVgCh06ZwsOEAAYAiAAEgK-c_D_BwE

できれば、大手の会社と、地元のリフォーム業者の合計3社~5社にお願いすることをオススメします。
なぜかというと、見る【目】が違うから。
【目】が違うだけで劣化箇所の確認や提案内容が様々。
A社はお願いした箇所しか見ないし、B社はあれもこれも劣化していると盛ってくる。C社は注意した方がいい箇所をアドバイスしてくれる。D社は図面と話しだけ。などなど。。。
3社~5社にお願いしないと分からなかったことが沢山ありました。

家の調査

業者をピックアップするとすぐに連絡が来て、まずは家の調査から始まります。
我が家の場合は、屋根の塗替え・外壁の塗替え・エコキュートの交換・キッチン・お風呂・洗面化粧台とリフォーム箇所が多いこともあり、屋根に上ったり、家中を図面で確認したりとかなり大掛かりでした。丸1日を費やし3社位の業者に調査してもらいました。
業者によって、見る【目】が違うため盛り盛りに提案をしてきた業者の内容を他社に確認をすると「また違う目線で」アドバイスをくれます。それを数社から聞くことで本当にリフォームが必要な箇所がわかります。
実際に我が家では、屋根を確認してもらった際に、
A社は太陽光パネルの下も劣化しているので太陽光パネルを脱着し、塗替えが必要です。
B社は、材質がガルバリウム鋼板で劣化は少なく、塗装だけで問題ありません。また、太陽光パネルの下は紫外線が当たってなく劣化は少ない。太陽光パネルを留めている箇所のコーティングのみで問題ないでしょう。と。
大手に関しては調査報告書を作成し、家を丸ごと調査し、図面を再作成してくれました。
現状を確認し、最適なリフォームを行うことは今後その家で長く生活する上で非常に大切なことだと思います。また、無駄なリフォーム料をかけなくてすみます。

各メーカーの特徴

水まわりで有名な3大メーカーと言われるLIXIL・TOTO・Panasonic
その他に、タカラスタンダード・クリナップ・トクラスなど色々あります。

各メーカーの特徴は簡単にお伝えすると以下の通り

LIXIL

『収納』かな~。
これ!といった大きな特徴は特に無く、可もなく不可もないのがLIXILの特徴とも言えます。
デザイン性、機能性、耐久性ともに無難に悪くない感じです。
特にこだわりも無く、業者さんのオススメでいいですという方はLIXILを選択するのが無難かもしれません。

TOTO

TOTOと言えばトイレのイメージですね~。トイレ以外にもキッチン、お風呂も色々ありますが、共通している特徴は『綺麗除菌水』!!
汚れない素材を売りにしている他メーカーとは異なり、そもそも汚さないというのがTOTOの特徴です。
デザイン性は、キッチンとトイレには力を入れている感じはしますがお風呂は他メーカーに劣る気がします。

Panasonic

Panasonicと言えば家電メーカー。
デザイン性と機能性は、さすがPanasonicです!おしゃれなデザインと、細部にこだわった機能性は素晴らしいと感じました。ショールームに行くと実感するかと思います。
素材は『有機ガラス』の『スゴピカ素材』が売り。有機ガラスとは、簡単にいうと…プラスチックにガラス素材を練り込み汚れが付着しないようにし、強度をあげたガラス。水族館の大きな水槽のガラスや、飛行機の窓ガラスなどがそれにあたります。

タカラスタンダード

タカラスタンダードは、業界では唯一無二の会社とも言われており、戦っている土台が違う会社です。
金額設定も他メーカーとは異なり、定価が低く設定されており割引率が低い。ということは、仲介業者は利益率が下がります。そのため、タカラスタンダードを勧めない業者も多くいるようです。取り扱ったとしても他メーカーより高めの見積りになる場合も多いようです。
ということは、消費者に寄り添った会社であること。

そして、タカラスタンダードは『ホーロー』が売り。
ホーローとは、金属に釉薬を吹き付けたもので大変丈夫な素材になっています。ホーロー鍋が有名ですよね。
また、金属がベースのため、全てにマグネットが使用できる便利さがあります。
キッチン・洗面化粧台等のキャビネットに関しては、他社では木材にパネルやステンレスを貼っているだけなのに対して、タカラスタンダードは全てがホーローで出来ています。そのため、水漏れなどで木が腐るようなことがありません。さらにキッチンの換気扇までもホーロー素材。
金属を使用しているため、多少重さはありますが…キズが付きにくく耐久性が群を抜いて高いです。
また、汚れに強く油性ペンで書いてもティッシュで拭くとすぐに落ちますし、ライターなどで炙って黒くなっても拭けば落ちます。これはショールームに行くとデモンストレーションで見せてくれます。掃除がかなり楽になるのではないかと思います。
ただ、残念なのがデザイン性と機能性。。。ちょっと昭和感がところどころに残るデザインがあったり、あとちょっとここを変えてくれると便利なのに。。。と感じます。

クリナップ

クリナップは『ステンレス』が売りのメーカー。
お風呂もキッチンも昔は全てステンレスでしたよね?キズや熱に強く耐久性が高い。
ただ、昔のイメージを払拭するようなスタイリッシュなデザインに進化しており敢えてステンレスを選ぶのもオススメです。
キッチンシンクや換気扇をステンレスで統一すると継ぎ目もなく、なめらかで掃除のしやすいのが特徴。ステンレス自体のデザインも数種類あり、かなり素敵で現代的なデザインもあります。

トクラス

トクラスは実際にショールームに行っておらず詳しくはわかりませんが、キッチンの形状が他社にはできないような円形のものだったり、楕円のものを作れるそうです。
独創性のある自分だけのキッチンを求めている方には丁度いいかもしれませんね。

リフォームの進め方

見積り提案

現場の調査が終わると、業者からオススメの見積りがあがってきます。
メーカーを指示すればそのメーカーの見積りを作成してくれるかもしれませんが、だいたいが各業者のおすすめメーカー(提携しているメーカー等)で、一般的なおすすめプランです。
それか、ショールームに一緒に同行し商品やオプションを選んでから見積りが出てきます。

ショールームに行く前に確認すること

業者さんに同行してもらいショールームに行くのも最初はいいですが、事前に何が必要で何が不要か、どこにこだわるのかをある程度考えていった方がいいです。
これは、今使用していて何が便利に感じていて、何が不便に感じているかということ。
例えば、キッチンのシンクが狭いと感じていれば大きめのものがいいとか、掃除がしにくい場所があればその問題を解決できるものを探そうとか。これは今まで使用しなかったから不要じゃないか。などなど…
一度キッチンに立って何が便利で何が不便かを考えてみる。お風呂に入りながら掃除のしにくい箇所やカビの生えやすい箇所を確認してみる。洗面化粧台のこうだったらいいなを見つけてみる。
その内容を事前にメモにとり、ショールームに行くことをオススメします。

各メーカーのメリットとデメリットを確認する

業者さんに同行してもらい見積りを作成してもらえると思いますが、各メーカー全てをまわることはきっとどの業者さんもしてくれないのでは?と思います。来てくれたとしても嫌な顔をされるかも。
まぁ、自分自身も大変なので時間を創出できない方も多いでしょう。
その場合は、事前にネットで全てのカタログを取り寄せたり、電子カタログでチェックすることをオススメします。
各メーカーの特徴とデザイン性はある程度確認できるかと思います。
自身でこだわる部分が何なのか…カタログをみてある程度絞っていけるかと思います。
しかし、詳細な部分や使い勝手は実際のものを必ず確認した方がいいです。
人それぞれ、その商品の感じるメリットやデメリットは違います。
ご自身に合った商品を納得するまで探しましょう。
完璧なものが見つからなければ、優先順位をつけて妥協するしかありません。

最終見積り

ご自身で納得した商品がみつかったら最終見積りになります。
どうしても、予算に合わせて妥協する場合もあるでしょう。
しかし、ご自身でしっかりと商品のメリットとデメリットを理解し、各メーカーの特徴を確認していればきっと後悔は少ないはず。
リフォームは自分が生活をする場所を、いかに気持ちよく暮らしやすくするかを考えるタイミングです。
人生で何度リフォームするかは人それぞれですが、ご自身で納得し、少しでも楽しく暮らしやすい生活になるようしっかり検討しましょう。

キッチン・洗面化粧台・お風呂の各メーカー別のメリットとデメリット、機能性や気にすべく点については別で掲載したいと思います。
では、SEE YOU!!